“史上初!”オリンピックに「難民代表」選手が出場

こんにちは!ここベルリンは、1週間前までは雨続きで、ドイツ南部では洪水が起き死者がでるほど悪い天気でしたが、ここ数日は気温も25℃を越え、いよいよ夏がきたという気分です。

そしてみなさん、夏といえば今年は4年に1度開かれる夏季オリンピックの年ですね
近代オリンピック31回目の今年は、ブラジルはリオデジャネイロで8/5から開かれます。

先日、Twitterの「和の手を世界に」のアカウントでもシェアしましたが、そのリオデジャネイロオリンピックに先立つ6/3、国際オリンピック委員会(IOC)より、歴史的な発表がありました。

それによれば、IOCの理事会(Executive Board)で今年のリオデジャネイロオリンピック2016において、「難民オリンピック選手チーム(Team Refugee Olympic Athletes)」の創設が決定され、他の206の国々と同等の権利を持ち、オリンピック競技に参加するそうです。

参加する選手は、以下の10名です。

1. Rami Anis選手(シリア出身、25歳)、水泳100mバタフライ

2. Yolande Mabika選手(コンゴ民主共和国出身、28歳)、柔道

3. Paulo Amotun Lokoro選手(南スーダン出身、24歳)、陸上1500m走

4. Yusra Mardini選手(シリア出身、18歳)、水泳200m自由形

5. Yiech Pur Biel選手(南スーダン出身、21歳)、陸上800m走

6. Rose Nathike Lokonyen選手(南スーダン出身、23歳)、陸上800m走

7. Popole Misenga選手(コンゴ民主共和国出身、24歳)、柔道

8. Yonas Kinde選手(エチオピア出身、36歳)、男子フルマラソン

9. Anjelina Nadai Lohalith選手(南スーダン出身、21歳)、陸上1500m走

10. James Nyang Chiengjiek選手(南スーダン出身、28歳)、陸上800m走

こちらの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のウェブサイトにて、彼らの写真や生い立ち、難民となった経緯、そしてその後のエピソードなどが紹介されていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください!

「難民問題」が騒がれる昨今、こういうハッピーなニュースを見ると、心に詰まっている何かが少し和らぐ気がします。

最新の調査で、世界に5950万人以上いると言われる難民たちの代表10名。

今年のオリンピックは、彼らの勇姿からも目が離せません!


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