立ちはだかる言語の壁を超えるため

みなさん突然ですが、難民キャンプにおいて、私たちボランティアは難民とどの言語で会話していると思いますか?

以下の選択肢から選んでみてください!

1. 英語
2. アラビア語やクルド語やファルシー語(総じて難民が話す言葉)
3. 身振り手振り
4. お互い何を言っているのか分からないけど、なんか通じている

 

 

(チッチッチッチ)

(チッチッチッチ)

(チッチッチッチ………チーン!!!)

 

 

正解は、全部です
つまり、通訳がいる場合は別として、ボランティアと難民の間ではかなり複雑な会話模様が展開されています。

中東やアジアからの難民の中で、英語を話せる人は若者の内でもほぼ一握りしかおらず、そうかと言ってボランティアの方でも、アラビア語やクルド語といった複雑な言語を話せる人は、そこの地域の出身者という人以外まずほとんどいません。

ボランティアの中では、その日の配給物の名前や、”終わり!(ハラス)”や、”公平に(アドール)”などの必要な言葉はすぐに覚えられて、使ってはいるのですが、あとは身振り手振りや、絶対分からないと思いつつも英語で必死にこちらはしゃべり、向うはアラビア語で必死に返すという、冷静になって見るとかなり笑える状況が毎日繰り広げられています。(ただもう一度言いますが、両者とも真面目で、必死です)。

つまり、あれですね。基本幼稚園児以下の会話レベルでいつも配給を乗り切っています。
通訳の方がいるありがたさって、こういう時にひしひしと感じるものなんです。

しかし、そんな状況で、イドメニにいるボランティアたちが、ボランティア用、そして難民用のフレーズブックを作成してくれました!
Refugee Phrasebook

こちらの言語シートには、英語ドイツ語を始め、バルカン諸国の言葉や、難民たちの言語である、クルド語ダリ語(アフガン人の言語)バングラ語(アジアにいるイスラム系住民が話す言語)アラビア語など幅広い言語が収められています。

 

そして私たち「和の手を世界に」では、このフレーズブックをもとに、さらにドイツにいるシリア難民に協力をしてもらい、アラビア語をもう一度添削しなおし、日本人用のフレーズブックを作成しました!

こちらがそのPDFファイルになります。

volunteer phrasebook

自分も実際に現地に行って難民支援をしたいと考えている方、ぜひこの日本人版フレーズブックを持って、難民たちを助けてあげてください。
それ以外でも、中東の言葉に興味があり、見てみたいという方、ぜひ目を通してみてください。

難民との意思疎通は正直かなり難しいです。しかしその分、彼らと会話が出来た時の快感はまた格別なものです。
ぜひこのフレーズブックを活用してみてください!

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