ご無沙汰しております、みきです ^^
間が空いてしまいましたが2/13-2/18のニュースまとめをお届けします!
難民ニュースまとめ
2/13(月)
2016年の日本における難民申請者数1万人を超える。しかし #難民 認定は28人のみ。日本では「武力紛争から逃れてきた」や「反政府デモに参加し、捕まり拷問を受けた」では難民としての要件を満たしていないと見なされる。https://t.co/CRkZTMz4By
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) February 14, 2017
2/14(火)
先週末、アメリカで #難民 申請をしていた70人が #カナダ に不法入国、庇護を求めた。アメリカの排外的政策を恐れ逃れてきた模様。アフリカ出身の彼らは凍傷で指を全て切断する者もいたが、カナダに着き安心した様子。https://t.co/cVyTaryCMO
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) February 14, 2017
2/15(水)
ダムが決壊の危機にありカリフォルニア州で18万人が避難を余儀なくされている。その中、#トランプ大統領 の支持者でシク教の寺院に避難している人が「自分の国で #難民 となってしまった」と述べ、難民について考えるきっかけともなっている。https://t.co/QnXYcTBrnN
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) February 15, 2017
2/16(木)
#アメリカ から #カナダ へ亡命するために、極寒の中で国境を越える #難民 たちの写真特集。#RefugeesWelcome #canada https://t.co/Rw9UjptuSj
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) February 17, 2017
2/17(金)
#IS との戦闘が続く #イラク の都市、#モスル で、町の東部から避難していた約46,000人が帰還を始めている。#難民 キャンプの生活よりもいまだ戦闘が続く町に戻る事を好んだと見られる。イラク軍は町の1/4の掌握に成功している。https://t.co/75Y40OdXvW
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) February 18, 2017
2/18(土)
モロッコ領内にある #スペイン の飛び地 #セウタ に17日、700人の #難民 が殺到し498人が6mの有刺鉄線付きの柵を越えて入国を果たす。ここはアフリカにあるEU領として、難民にとって地中海の危険な航海を避けれる魅力を持つ。https://t.co/DVSNBwfos3
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) February 18, 2017
今週のピックアップ!
今週取り上げるのは水曜日に特集したこちらのニュースです。
カリフォルニア州でのダム決壊危機ー行き場を失くした避難民を受け入れたのはシク教徒だった
ダムによる洪水の概要
2月12日、カリフォルニア州最大の人工湖の一つでもあるオロヴィル・ダムの余水路が洪水をおこし、近隣の地域の住民約16,000に対し避難命令が出されました。
その後13日には水位は低下し、事態は沈静化したように見えましたが、洪水によってダメージを受けたインフラ設備により二次災害が起こる可能性があったため、避難者に対する帰宅勧告は出されませんでした。
突然の避難命令により行き場を失った人が続出し、シェルター、教会、学校といった施設だけでなくシク教徒の寺院までが彼らのために解放されました。
シク教徒って?
シク教とは、ヒンドゥー教から派生した宗教の一つで、ヒンドゥー教とイスラム神秘主義を集合したものです(デジタル大辞泉より)。
イスラム教とは別な宗教ですが、イスラム教と混同され、反イスラム的な暴力のターゲットにもなっています。
シク教徒の寺院に受け入れられたトランプ支持者
2月14日付けで英紙ガーディアンのウェブサイトには、シク教の寺院に避難しているトランプ大統領の支持者に対するインタビュー記事が掲載されました。
排外主義を掲げるトランプ大統領の支持者にとって、ネガティヴなイメージの強いイスラム教とも混同されがちなシク教徒からの援助を受けた彼の複雑な気持ちや、
トランプ氏の政策に対する心情の変化について見ていこうと思います。
家族とともに退避してきたサム・ライアン氏は、
ダムによる洪水を受けて避難する際、時折
「自国の中で難民になってしまったような気がした」
と語りました。
12日日曜日に避難命令が出された後、14日火曜日になっても州当局は180,000人にのぼる避難者に対して更なる支援を行いませんでした。
彼らが受け入れられた西サクラメントにあるGurdwara Sahibシク寺院は、ピーク時には250人もの避難民を受け入れたのでした。
トランプ大統領の支持者であるという彼は、
難民受け入れプログラムの120日間の停止
イスラム教徒が大半を占める7つの国からの訪米を90日間の禁止する
といった政策を好意的に見ていました。
しかしそれは、テレビでは難民の多くが戦争を経験してきた男性だと報道されていたからでした。難民の多くが女性と子供であることを知り、彼は難民の受け入れに対し肯定的な考えを持つようになりました。
「イスラム教それ自体は平和を説くものだ。危険なのは過激派だけだ」
ライアン氏はこう語りました。
「人種差別は最低中の最低な行為だ。しかし、危険な人物を自国に入れないためにその人物のパーソナリティを審査することは必要である。
トランプ氏よ、7カ国の人々に大してではなく、全ての人に対して審査を行うんだ」
シク教徒のボランティアであるManpreet Grewal氏は、避難者たちを寺院に迎え入れることに対してほとんど何の議論もなかったと話しています。
「もし誰かが大きな問題を抱えていれば、我々はその人を迎え入れます。これが、私たちの宗教なのです」
国内難民って?
さて、この記事のタイトルにも登場する「国内難民」という言葉ですが、人権団体アムネスティ・インターナショナルの定義によると、国内難民とは政府が保護する義務があるにもかかわらず、保護できない、保護する意思がないため、国内での移動を余儀なくされる人々を指します。今回とりあげたライアン氏一家をはじめとする洪水による避難民はそれに該当します。
実は、現在日本にも国内難民は存在するんです。
福島第一原発の事故以降多くの人々が別な地域への避難を余儀なくされています。
新たな土地で生活を始めるには周囲の援助が不可欠ですが、
昨年11月には、横浜市に避難している小学生が他の生徒からのいじめに遭うという問題が起こってしまいました。
日本国内に、同じ日本人でありながら避難者として暮らす人々がいます。彼らについて考えること、可能な支援の手を差し伸べることが、海外からの難民の受け入れについて考えるきっかけにもなるのではないでしょうか。
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