読者のみなさん、明けましておめでとうございます!
今年は年男、メンバーのアンドレです。
昨年5月にこのサイトを始め、気づいたらアクセス数は2万3000件を越えました!
今後も、みなさんに知ってもらいたい難民関連の情報をドンドン発信して参りますので、今年も「和の手を世界に」をどうぞよろしくお願いします!
今年は僕自身にとってもとても大切な年になるので(サイトの趣旨にも関係しますので、いずれ発表したいと思ってます)、精一杯、全力で楽しみ尽くしたいと思います!
最初の記事は、2週間ぶりに書く「難民ニュースまとめ」のコーナーです。
予告なしに勝手にお休みをいただいてましたが、また再開していきます!
難民ニュースまとめ
12/14 (月)
【ニューカマーキッチン】#カナダ #トロント 。この街のdeppaneurというレストランでは、シリア #難民 の女性たちに彼女たちの郷土料理を作ってもらい、それを売って彼女たちの収入にするというプロジェクトが行われている。https://t.co/j5CHlbwacl
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) December 14, 2016
12/15 (火)
#フランス #カレー で #難民 の侵入を防ぐため、イギリスが出資した壁の建設が終了する。建設には£230万かかっており、それは難民2300人に対してシェルターの提供を可能にし、シリア難民300人を1年間養うお金に相当する。https://t.co/EErgpj6pBk
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) December 14, 2016
12/16 (水)
#ドイツ で人気がある #シリア難民 ユーチューバー、フィラス・アルシャタさん。シリアでアサド政権から拷問を受けた過去も持つ彼は、ベルリンを拠点にドイツ人と #難民 を繋げるため、現在、様々な番組を発信している。https://t.co/g1jFFnGNO9
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) December 16, 2016
12/26 (月)
今年、地中海を越えた #難民 の数が36万人を越え、過去最高を記録。同時に渡航による死者数も、先日の100人以上が死亡した転覆事故により5000人を越え、昨年の3771人を大きく上回った。#RefugeesWelcome https://t.co/PG2s4pPBQH
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) December 26, 2016
12/27 (火)
#ギリシャ に住む #難民 約6万人の内、10%は軍が経営する #難民キャンプ ではなく、廃校舎などを支援団体が作り直したコミュニティで暮らしている。そこではシリア人、イラク人、アフガン人、パキスタン人などが助け合い生活をしている。https://t.co/5AD2HmENfx
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) December 27, 2016
12/28 (水)
#ベルリン のテロ事件を受け、#難民 申請を却下された者の送還が #ドイツ で議論されている。同国では今年バルカン半島出身者を中心に約24000人が強制送還され、約54000人が支度金(1人最高€3000)を受取り自主的に帰国した。https://t.co/WuKd2zLYsP
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) December 29, 2016
12/29 (木)
#カレー の #難民キャンプ から排除され #フランス の受入れ施設で暮らす未成年 #難民 で、カレーに戻り極寒の中野宿をし、#イギリス を再び目指す者が増えている。彼らは施設で自傷行為や自殺未遂を行い、精神的に不安定な状態にある。https://t.co/f9FepuqchM
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) December 30, 2016
12/30 (金)
【難民と警察の恋】
マケドニア警察で、セルビアとの国境を警備していたボビーさん。そして #IS に 故郷を追われたクルド人のヌーラさん。2人は #難民 と警察という関係ながら恋に落ち、今年7月に結婚した。そんな彼らのラブストーリー。https://t.co/dVbjQMt2aU— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) December 31, 2016
12/31 (土)
6530万人が故郷を追われている今日、環境破壊による #難民 の発生も深刻な問題である。パプアニューギニアでは、エルニーニョ現象による海面上昇や異常気象に伴う洪水、旱魃、土砂崩れなどの災害が、人々から生活の地を奪っている。https://t.co/C1NVqSnpKO
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) January 1, 2017
今週のピックアップ!
今週は、12月半ばに投稿した件の記事も含め、ツイッターでは9件の記事を紹介しました。
今回はその中でも、12/16に紹介した、ドイツ、ベルリンを中心に活躍する難民ユーチューバーについて紹介したいと思います!
ドイツで大人気!難民ユーチューバー2組を紹介!
今回は、記事で紹介されていたフィラス・アルシャタさんも含め、2組の難民ユーチューバーを紹介します!
Zukar:フィラス・アルシャタ
最初に紹介するのは、Zukarというユーチューブチャンネルで活躍する、フィラス・アルシャタさんです。

フィラス・アルシャタさん ©Zeit Online
見てください、この愛らしい笑顔!
フィラスさんは2016年1月、Zukar(砂糖)という彼のユーチューブチャンネルを開始し、話題を呼びました。
そんな彼の最初のビデオがこちら↓↓(英語の字幕付き)
ここで彼は、アレッポの出身である事、そして刑務所にいれられたことを述べ、難民になった経緯を紹介しています。
そして辿り着いたドイツ、ベルリンにおいて、「ドイツ人がどのような人々なのか、をフリーハグという形で調査してみよう」ということをまず行いました。
ドイツ人の反応は?そして彼がそこから導き出した答えとは?
彼はその後も、テロといったシリアスなテーマや、シリアの文化の紹介、ドイツの文化への驚き、といった様々なテーマでビデオを作成し、難民とドイツ人の近づけようと発信を続けています。
彼の動画はドイツ語ですが、英語の字幕もついてますので、ぜひ他の動画も見てみてください!
最初はカタコトだった彼のドイツ語も、この1年動画を重ねるごとに上達していっており、それを見るのも個人的な楽しみです。笑
Zukarのユーチューブチャンネルは ⇒ こちらから
GermanLifeStyle
2組目は、アブドゥル・アッバシさん(アレッポ出身)とアッラー・ファハムさん(イドリブ出身)。2人のシリア難民が行っている、GermanLifeStyleというチャネルです!

GermanLifeStyle ©GermanLifeStyleのFBページより
このチャンネルは、先のフィラスさんのZukarと比べると、「本格派」と言えるかもしれません。
笑いを混ぜることも多いですが、それよりは社会実験や難民関連の政治問題に対する主張、あとはドイツの語のレッスンも行っています。
一つの例↓↓ラマダン(イスラム教徒の断食月)において、喜捨としてホームレスに食事を配る様子。(本編は1分36秒ほどから)
そしてこのGermanLifeStyle、昨年ドイツ社会へのインテグレーションを促進させた外国人に贈られる”Integration Prize 2016″を受賞しました!

メルケル首相と並ぶ2人。 – Integration Prize 2016の授賞式から ©Bundesregierung/Eckel
2人の内、アブドゥルさんの方は現在ゲッティンゲン大学で学んでいますが、彼はドイツのテレビ番組に出演し政治家と議論したり、昨年10月にドイツ東部ザクセン州で爆弾テロを計画していたシリア人のジャバル・アルバクル容疑者の情報をドイツ語からアラビア語に訳し、FB上に拡散して、結果的に容疑者の逮捕に繋がった、というお手柄もありました。
事件に関しての詳細はこちらの記事を参照 ⇒ CNN 「テロ計画容疑でシリア難民の男逮捕、ISISと関連か」
動画自体はドイツ人とシリア人を対象としているため、英語の字幕などは残念ながらありませんが、その他にも、「シリア人とドイツ人であいさつの仕方がどう違うか」や、「シリア人が食事をどのように渡すか」、「ドイツ人が差別的発言を見たらどう反応するか」など、すごく興味深い内容がユーモアを交えて発信されています。
ドイツ語が分かる方は、ぜひ見てみてください!
GermanLifeStyleのユーチューブチャンネルは ⇒ こちらから
インテグレーションとは何か?
難民を社会に受け入れる上で、「インテグレーション」という言葉がいつもキーワードになります。
日本語では「統合」という訳になりますが、日本語であるニュアンスのように、入ってくる人が社会に対し溶け込む。これがインテグレーションの示す意味だとは僕は思いません。
僕は「入ってくる人、元からいた人、これら両者が歩み寄り、お互いの文化を尊重し、そこで落としどころを探る」これがインテグレーションあるべき形であり、多様性を受け入れられる社会ではないか、と考えます。
これら2組のユーチューバーたちは、ドイツの文化やシリアの文化を紹介する傍ら、自分たちがそれに対してどう感じているかを毎回発信しています。
僕が考える、「相互の溝を埋め、歩み寄りによるインテグレーション」のために、彼らの発信している情報や意見はすごく有益なものとなるでしょう。
今日は以上です!
みなさんの2017年が素晴らしいものになること、メンバー一同願っております!
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アイキャッチ画像:http://kigyo-ka.com/00283/ より転用。