温暖化が生む難民- 難民ニュースまとめ vol.26 (11/28-12/3)

はじめまして、今回の難民ニュースまとめを担当させていただいた新メンバーのみきです!

初の投稿にして締め切りを守れず…ごめんなさい!><

精進してゆきますのでこれからよろしくお願いします。

 

難民ニュースまとめ

11/28 (月)

11/29 (火)

11/30 (水)

12/1 (木)

12/2 (金)

12/3 (土)

 

今週のピックアップ!

さて、今週取り上げるのは地球温暖化が難民問題を加速させるというリポートです。

世界各地の軍高官が、温暖化の影響による難民の増加が今世紀の安全保障に対する最も大きな脅威になると警鐘を鳴らしています。

 

気候変動と難民発生の関係

その影響は「アラブの春」、シリア内戦(詳しくはこちらをご覧ください。シリア内戦てそもそもなにシリア内戦てそもそもなに2)、ボコ・ハラム※1に所属するテロリストたちによる反乱から引き起こされた欧州への難民流入という形ですでに現れています。

気候変動の影響による具体的な難民発生の理由としては、

異常気象、環境の変化により作物の収穫量が減少し、貧困が起こる
自然災害が起こることで産業が破壊され、経済活動が困難になる

ことが挙げられています。

たとえば、「アラブの春」の際には、中国で起こった干ばつが世界的な小麦不足を招き、それがエジプトにおける騒乱の一因になったと考えられています。

その背景にあるのは、中東やアフリカの脆弱な食料供給網です。このことから分かるように、ある地域が気候変動によってダメージを受けると、その余波が他の(特に経済の不安定な)地域にも波及し、難民を発生させる結果となってしまうのです。

※1ボコ・ハラム(Boko Haram)とは、ナイジェリア北部を主要活動地域とするスンニ派過激組織。近年,攻撃対象をキリスト教会,警察,政府関係施設などから国連施設にまで拡大しています

 

考えられる被害

GMACCC※2の議長でバングラディシュ大統領の元軍事顧問であるMaj Gen Munir氏は、

「海面が1メートル上昇するとバングラディシュの国土の20%の地域で洪水が起こり、3000万人にものぼる難民が発生する恐れがある」と述べており、過去にバングラディシュの財務大臣はイギリスやその他の裕福な国に対して彼らの受け入れを求めました。

※1「GMACCC(Global Military Advisory Council on climate change)」とは世界各地の退役軍人で構成される組織で、温暖化に伴う国家安全保障の危機を訴える活動を行っています

 

おわりに

難民発生の引き金にもなる気候変動ですが、近年日本人も猛暑、豪雨などを通して身近に感じている問題ですよね。直接の原因である温室効果ガスの排出量を減らすために、私たちも日々の暮らしの中で少しずつ気をつけていきたいですね。


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