こんばんは!
卒論提出2週間を切り、記事を書いている場合じゃないと思いつつ書いてしまう、メンバーのアンドレです。
最近、「締め切り」という言葉にアレルギー反応が出ます。
難民ニュースまとめ
11/21 (月)
過去3日で340人の死亡が確認され、今年に入ってすでに #地中海 上の #難民 の死者は4,600人を超える。今年はすでに34万人が地中海を横断しイタリアに到着している。https://t.co/0CuMNSm1Ll
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 21, 2016
11/22 (火)
Kris Kobach氏が、#トランプ 次期大統領に呼ばれ会談を行った。彼はカンザス州の総務長官で、#シリア難民 の受入停止や、「テロリストの可能性のある」ムスリムの入国禁止を主張している。#難民 #WithRefugees https://t.co/yno5AdfuWw
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 23, 2016
11/23 (水)
#イスラエル は自国に到着した #難民 に対して、砂漠にある収容所に送るか、出身国に送り還すか、$3500を持たせ秘密裏に協定を結んでいる第三国に送還するかの3つの選択肢を提示し、自国から退去させており、人権団体から批判されている。https://t.co/1B7edoip07
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 24, 2016
11/24 (木)
13000人の難民を受入ている #ブルガリア で抗議デモをしていた #難民 約1500人と警察が衝突。多数の負傷者が出る。3000人を収容していた難民センターで皮膚病が蔓延し、当局が外出禁止令を出しており、その鬱憤が爆発した模様。https://t.co/3p7TZRaedA
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 25, 2016
11/25 (金)
#トルコ のエルドガン大統領は、EUがトルコのEU加盟交渉を停止するならば、「EU-トルコ合意」を破棄すると通告。この合意では、トルコからギリシャへ渡る #難民 をトルコへ送還する事が決められ、危険な地中海横断の抑止となっていた。https://t.co/uHOKXaDEvL
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 26, 2016
11/26 (土)
#ミャンマー でイスラム系少数民族 #ロヒンギャ に対しミャンマー軍による殺害、強盗、レイプを含む迫害が深刻化している。UNHCRが「世界で最も抑圧されている民族」と表現した彼らの多くは現在、隣国バングラデシュへの亡命を試みている。https://t.co/fbtkXHpMdC
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 27, 2016
今週のピックアップ!
今週は、そもそもシリーズとして、日本でもしばしば報道されていたロヒンギャ難民について紹介します。
シリアの話題について心を痛めることは多いのですが、彼らの話も、聞いてていつも胸が重くなります。。。。
男は殺され、女性はレイプされ、家は燃やされる、苦難のロヒンギャ難民
みなさんは、ロヒンギャという民族をご存知でしょうか?
彼らはミャンマー西部、バングラデシュとの国境地帯にあるラカイン州に住む、少数民族です。

ミャンマー、ラカイン州の位置 ©Google
彼らを特徴づけているものは、仏教が圧倒的多数を占めるミャンマーにおいて、ロヒンギャの人々はイスラム教徒である、という事です。
そのためか、ミャンマーには100以上の少数民族があり、政府もそのほとんどに自治を認めているのですが、ロヒンギャ族に関しては、「隣国、バングラデシュから侵入した「不法移民」だ」という主張から、一貫して彼らのミャンマー国民としての権利を認めてきませんでした。
ロヒンギャ族は日頃からミャンマー軍や、仏教徒の過激主義者たちから迫害を受けており、隣国のタイ、イスラム教国であるバングラデシュ、マレーシアやインドネシアに逃げ、難民化していました。しかし、それらの国は「難民条約」を批准しておらず、ミャンマーに強制送還する、という人権侵害がしょっちゅう行われています。

ボートでミャンマーを脱出するロヒンギャ難民。2015年、周辺諸国はこのボートを追い返す措置を取り、国際社会の批判を浴びた。 ©WSJ
そして今回、土曜日にTwitterで紹介しましたように、またロヒンギャ難民への迫害が激しさを増していることが明らかになりました。
#ミャンマー でイスラム系少数民族 #ロヒンギャ に対しミャンマー軍による殺害、強盗、レイプを含む迫害が深刻化している。UNHCRが「世界で最も抑圧されている民族」と表現した彼らの多くは現在、隣国バングラデシュへの亡命を試みている。https://t.co/fbtkXHpMdC
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 27, 2016
この記事によると、ミャンマー軍がロヒンギャ族の村へ入り込み、「男の子は10歳以上と分かれば虐殺」、女性に対しても「水をもらいにと言って家に侵入し、そこでレイプする」、「家は放火される」といった残虐行為が行われていることが明らかになりました。
ミャンマー政府が人道支援団体の入国を拒否し、メディアにも取材を認めていないため、決定的な証拠は確認できていません。
しかしここ数日、隣国バングラデシュへ逃れるロヒンギャ難民が急増しており、軍がロヒンギャ族に対する「民族浄化」※1を行っていることはほぼ間違いない、と見られています。
隣国バングラデシュは、しかしながら、これらロヒンギャ族の入国を認めず、国境警備を強化してロヒンギャ族の侵入を防ごうとしています。
理由としては、「入国を認めればミャンマー政府の「民族浄化」を助長するから」ということを述べていますが、危機に直面している人々を助けないバングラデシュ政府に対して、人権団体からは非難の声があがっています。
そしてあの人は…?
ミャンマーでは昨年11月、ノーベル平和賞受賞者でのアウン・サン・スー・チー氏率いるNLD(国民民主連盟)が選挙で圧勝し、本人も外務大臣を務める民主的な政権が誕生しました。
しかし、スー・チー氏自身、この「ロヒンギャ族迫害問題」については沈黙を続けており、国際社会から批判の声が上がっています。
今回の記事、読んでいて本当に胸が苦しくなりました。
日本からそれほど遠くない国、ミャンマーで現在起きていることについて、みなさんもぜひ知ってください。
日本に逃れてきているロヒンギャ難民の話として、難民支援協会さんのサイトに詳しいストーリーが紹介されています。
命の危険を冒し日本に逃れたにも関わらず、日本では難民認定がなかなかもらえず、そしてもらえた現在は苦しむ同胞のために闘っているゾーミントゥさんの話です。
すごく読み応えがあるものですので、こちらも合わせてぜひ読んでみてください!
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