アメリカに再配置されるオーストラリアにいる難民- 難民ニュースまとめ vol.24 (11/14-11/19)

こんばんは~

寒くなってまいりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

今週も日曜日、「難民ニュースまとめ」のコーナーです!

 

難民ニュースまとめ

11/14 (月)

11/15 (火)

11/16 (水)

11/17 (木)

11/18 (金)

11/19 (土)

 

今週のピックアップ!

今回もまた、少しトランプ氏関連です(笑)

月曜日のこちら↓↓の記事から、アメリカが計画している、オーストラリアにいる難民の再配置計画について解説したいと思います!

 

なぜアメリカが、オーストラリアの難民を受け入れるのか?

事の発端は1週間前の11/13 (日)。

オーストラリアのターンブル首相が、現在オーストラリアを船で目指し、周辺のナウルやパプアニューギニアのマヌス島に収容されている1,616人の難民たちの一部を、アメリカがUNHCRの第三国定住プログラムを通した受入を計画している、と発表しました。

詳細はこちらのガーディアン紙の記事に掲載 ⇒ “Refugees held in Australian offshore detention to be resettled in US”

ターンブル首相は会見で、「アメリカと、オーストラリア周辺諸国に(収容されて)いる難民を同国へ再配置することで合意した。子どもや女性、家族を優先的に送る」と述べ、この合意が今回一回限りのものである、ということをさらに強調し、アメリカ行きを狙って難民がオーストラリアへの渡航を試みないよう釘を刺しました。

この合意の背景には、オーストラリアが、同国を船で目指した難民を収容するためにナウルやパプアニューギニアのマヌス島に収容所を設けていましたが、人権団体や国連から批判を受け、閉鎖を決定しており、再配置先を探していたことにあります。(オーストラリア国内で受け入れるつもりはないようです)

この詳しい経緯は、以前書いたこちらの記事をお読みください ⇒ 「オーストラリア、難民受け入れの表と裏」

 

アメリカが焦る理由は?

その中で、月曜日にTwitterに投稿した記事が出てきます。

アメリカ大統領選でトランプ氏が勝ったことにより、彼が日頃から主張していた反移民、さらには反難民政策が実施されることが現実味を帯びてきています。

アメリカ政府としては、トランプ氏に大統領の座が渡る来年1月20日までになんとかこの合意を履行の段階まで持っていきたい考えで、プロセスの迅速化を求めていますが、まだアメリカに再配置される人数も確定しておらず、交渉が難航している様子です。

ターンブル首相も、1月20日までの実施は難しいという見解を示しており、オバマ政権最後の人道政策は崖っぷち状態と言えます。

首相はさらにテレビのインタビューで、「アメリカとオーストラリアの協力関係はそう容易く崩れるものではない」として、トランプ氏に大統領が交代した後も交渉の余地はあると見ていますが、先行きは不透明です。

お読みいただきありがとうございました!今日は以上です!


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