こんばんは!メンバーのアンドレです。
今週は、世界史に残る週となってしまいましたね。
アメリカにいる友人から、どれほどトランプ氏の当選がショックを与えているかと連絡をもらい、日本で他人事のように扱われているのがとても恐ろしくなりました。
先週にはそれにあたり、トランプアメリカ大統領の誕生により、アメリカの難民・移民政策がどう変わるのか、という記事を書きました。
とてもタイムリーな話、知ってて損はないと思います。
興味のある方は、こちらから⇒ トランプ大統領誕生!アメリカの移民・難民政策はいかに!?
難民ニュースまとめ
11/7 (月)
米大統領候補である #トランプ 氏が #ミネアポリス で演説。同市に存在する最大のソマリア人 #難民 のコミュニティを「#アメリカ の敵である」と名指しで口撃した。#アメリカ大統領選挙 https://t.co/yx6fRmiPA6
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 8, 2016
11/8 (火)
#ハンガリー でオルバン首相が提案した、EUが定めた #難民 の再分配案を拒否する法案が、議会で2/3の支持を得る事ができず否決された。極右反移民政党のJobbikも、法案に大金で滞在許可が買える条項が残されていた事から反対した。https://t.co/T8ylxpgRnA
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 8, 2016
11/9 (水)
旧ソ連のアフガニスタン侵攻で #難民 となり、1985年、ナショナルジオグラフィックの「緑の目の少女」という写真のモデルとなったシャルバト・グラさん。パキスタンで不法滞在で捕まっていたが、昨日アフガニスタンに送還された。https://t.co/8fVPcEdaMA
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 11, 2016
11/10 (木)
#ドイツ のミュラー発展大臣は、「アフリカの #難民 が職を求めヨーロッパへの危険な旅に出ないため、アフリカ諸国における雇用の創出のための投資、"アフリカのマーシャルプラン"を行う必要がある」と述べる。難民発生の根源を絶つ事が目的。https://t.co/7vL3PlZSzc
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 12, 2016
11/11 (金)
昨年、「 #難民 が到着する島」として毎日のように報道されていた #ギリシャ #レスボス島。アルジャジーラは今回この島で1年間、難民を助ける人々、反発する人々、複雑な心境を抱える人々を取材した。慈愛と現実の間の人々の葛藤が見られる。https://t.co/MVAh4721BB
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 12, 2016
11/12 (土)
玩具会社の #lego は、英タブロイド紙Daily Mailとの契約を解除すると発表。先月この新聞が #カレー の #難民キャンプ からイギリスに送られてた未成年 #難民 を「本当に子どもか?」と暴言を交えて報じた事を理由とした。https://t.co/yGQEEDBXhb
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 13, 2016
今週のピックアップ!
今週はトランプ氏関連について、もう一個お話を紹介しようと思います!
ただまたムシャクシャするような話ではなくて、今回はトランプ氏の当選の裏であった、一つのうれしい話です。
初の”ソマリア難民”で”女性”の議員が誕生!米大統領選のうれしい裏話
先週月曜日、まだアメリカ大統領選挙の最後の追い込みが行われていた時、このような記事を掲載しました。
米大統領候補である #トランプ 氏が #ミネアポリス で演説。同市に存在する最大のソマリア人 #難民 のコミュニティを「#アメリカ の敵である」と名指しで口撃した。#アメリカ大統領選挙 https://t.co/yx6fRmiPA6
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) November 8, 2016
ミネソタ州、ミネアポリス。
同市にはアメリカ最大のソマリア人難民のコミュニティが存在しており、トランプ氏は彼らを「アメリカの敵である」、と述べて痛烈に攻撃した、と紹介しました。
しかしアメリカ大統領選挙が行われたのと同日、ここミネソタ州の州議会選挙にて、「アメリカの歴史に新たな1ページ」が加わりました。

ミネソタ州議会議員に民主党から出馬して初当選した、イルハン・オムラさん ©AFP
イルハン・オムラさん(34)。
3児の母であり、イスラム教徒であり、女性であり、ソマリア難民であった彼女。
なんとミネソタ州議会議員に80%の得票数を得て、初当選を果たしたんです!!
ちなみに女性、と書きましたが、ソマリア難民の男性でもアメリカで議員になれた人は未だかつていません!
「歴史的」と書いた意味がここからもお分かりいただけたでしょうか?
ソマリアで7人兄弟の末っ子として生まれたイルハンさんは、彼女が小学生の時に内戦に揺れる祖国を逃れ、隣国ケニアで難民となりました。
UNHCRの第三国定住プログラムにより1995年にアメリカへと渡った彼女。
イルハンさんは最初、ソマリ語しか話せませんでしたが、そこから必死に英語を学びました。
数年後にはおじいちゃんが行く政治集会にいつも同行し、おじいちゃんのために英語からソマリ語に訳していました。
それが今日、政治への関心へと繋がったようです。
当選後の勝利演説で彼女はこう言いました。
“This really was a victory for that 8-year-old in that refugee camp. This was a victory for the young woman being forced into child marriage. This was a victory for every person that’s been told they have limits on their dreams.” (この勝利は本当に、難民キャンプで暮らしている8歳の子のためのものだ。この勝利は、児童結婚を強制されている少女のものだ。この勝利は、夢は限られているものだ、と言われ続けてきたみんなのものだ)
苦しい子ども時代を乗り越え、掴んだアメリカンドリーム。
そんな中であっても、今でも苦難の渦中にある同胞たちを忘れず、思いを馳せ続ける彼女の姿には感服せざるを得ません。
彼女の詳しい記事は、こちらを参照ください⇒ “Somali Refugee Makes History in U.S. Election”
トランプ氏が攻撃を浴びせた人々の中から、議員が誕生する。
アメリカもまだ捨てたもんじゃないぜ!っていうとこを見せてくれた気がしました。
今日は以上です!
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