皆さんこんにちは!
今回は明日資格試験のある、担当のアンドレに代わって、ユキが書かせていただきます!
二人とも帰国してから、試験やらインターンやら論文やらでてんやわんやですが、このコーナーはしっかり続けていきます!
難民ニュースまとめ
9/19 (月)
#難民 #移民 問題について協議された初の #国連サミット が昨日まで #ニューヨーク で開かれた。採択された「ニューヨーク宣言」には支援策が書かれているが、それをどのように行動に移していくか、という具体的なプロセスが不足している。https://t.co/uDFyII8RFa
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) September 20, 2016
9/20 (火)
#ギリシャ #レスボス島 にあるモリア #難民キャンプ で火事が起き、3000人以上の #難民 が避難した。原因は未だ不明。レスボス島には現在5600人の難民がおり、島の収容能力を2000人以上越えている。https://t.co/a2iyPSPS18
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) September 20, 2016
9/21 (水)
#アメリカ のオバマ大統領が最後の #国連サミット におけるスピーチを行った。その中で、今日直面している #難民 問題は、「今日の差し迫った課題の1つであり、私たちが共通して持つ人間性が試されている時である」と表現した。https://t.co/OhSsRzsPF7
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) September 21, 2016
9/22 (木)
#トランプ 氏が、オハイオ州トレドでの演説で #難民 は「テロの脅威だけでなく、(アメリカ人の)生活の質への問題ともなる」と発言。数日前には、息子であるドナルドJr.氏が「難民は毒入りキャンディだ」とツイートし、物議を醸したばかり。https://t.co/yGUXNYsLC0
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) September 22, 2016
9/23 (金)
#エジプト 沖で2日前に出港した #難民 船が転覆しているのが見つかり、少なくとも162人の遺体が発見された。漁師たちも網を使い遺体の回収を進めているが、犠牲者はさらに増える模様。https://t.co/OLDIg9oOEy
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) September 23, 2016
9/24 (土)
#TeamRefugees でも注目された#rio2016。彼らを通して #難民問題 が注目されたが、それだけで本当に良いのか?五輪が終わった今、人々の関心はまた #難民 から離れている。難民を、関心の消費の対象で終わらせて良いのかhttps://t.co/p98Gu3lHeO
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) September 24, 2016
難民ニュース、ピックアップ記事
今回は、24日(土)に取り上げた、リオ・オリンピックの難民チームに関する記事をピックアップしていきます!
検索トレンドに上がった「難民チーム」
世界中が熱狂に包まれたリオ・オリンピック。
オリンピック史上初めての難民チームの出場が大きな注目を集めました。
大会後、グーグルの検索ワードトレンドにはオリンピック関連の単語が多く並びました。
#openingceremonyやマイケル・フェルプス選手、ケイティ・レデッキー選手、カタリーナ・ウスメ選手などとともに、「難民チーム」もトップ検索ワード入りしたことから、関心の高さがうかがえます。
難民チームのメンバーたちの出身国は、シリア、南スーダン、コンゴ民主共和国、エチオピアなど様々。
10人のメンバーの中でもとりわけ注目を集めているのは、シリア出身のユスラ・マルディーニ選手。
現在ドイツで生活する彼女は、女子水泳の2つの競技に出場し、100mバタフライでは準決勝進出とはならなかったものの、予選1組ではトップの成績を残す活躍を見せてくれました。
コンゴ民主共和国出身のポポル・ミセンガ選手は男子柔道90キロ級で勝ち星を挙げ、インタビューで長い間連絡の取れていない家族にメッセージを発したことが話題になりました。
難民チームについて詳しく知りたい方はこちらから関連記事の一覧が見れます。
このように、オリンピックを通して、多くの人が難民チームに関心を持ちました。
しかし、このことに対して疑問が投げかけられています。
人々は「難民チーム」に関心を持った。しかしそれは十分なのか?
グーグルによると、2015年9月に最も多かった「難民危機」での検索は、現在、難民チームへの関心が非常に高いにも関わらず、ほとんど行われていません。
NYタイムズのコラムニスト、ロジャー・コーエンは『世界は難民を愛している。彼らがオリンピック選手でありさえすれば。』と指摘します。
オリンピック選手として注目を集めている難民や私たちの社会にいる難民には関心を向けたとしても、その全ての人に共通する難民問題に、ほとんど関心が向けられていない現状に疑問を呈する彼のコラムにはいろいろなことを考えさせられます。
大会前、国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長は、「私たちは世界中、全ての難民に希望のメッセージを届けたい。」と言いましたが、今そのことを覚えている人がどれだけいるのでしょうか。
ユスラ選手は、「世界中の人々に、難民は皆さんと同じ、故郷を持っていた普通の人々であることを知ってもらいたいです。」とインタビューで語りましたが、その思いはどれだけの人に届いたのでしょうか。
「チーム難民」に対する関心がこのままミーハーなお祭り騒ぎとして終わってしまうのか、それとも、多くの人が難民問題に関心を持つきっかけとなるのか。
後者になっていくよう、私たち「和の手を世界に」も少しでも貢献できたらと考えています。
オリンピックがきっかけでこのサイトに来てくれた方は、ぜひ1つでも良いので他の記事を読んで、難民問題について知ってもらいたいと思っています!
初めての方におススメの記事はこちら↓
『難民ってそもそもなに』
『そもそも難民ってどこから来てるの? ~世界の難民:その主な原因と出身地をまとめてみた』
『難民に関する最新データ発表! – 2015年の「難民問題」が4つのチャートで丸わかり。』
『もし東京がシリアだったら。』
それでは今週も最後まで読んでくれてありがとうございました!
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