日本に帰って1週間ほどになりました、メンバーのアンドレです。
最近、逆カルチャーショックに苛まれてます。主なものは・・・・
- コンビに店員の丁寧さにたじろぐ(ファミマ店員の90°礼には真面目に一歩引きました)
- 電車を降りる際、開閉ボタンを探してしまう(ヨーロッパの電車やバスは基本ボタン付きです)
- セミの鳴き声に懐かしみを覚える(そろそろうるさいです)
難民ニュースまとめ
オリンピックも残り2日となりましたねー。
いまだに時差ボケが治らず、基本競技はliveで観れています。(今もこの記事を書きながら男子サッカーの3位決定戦を観ています。笑)
という訳で、今週もオリンピック関係の記事が多めです!!
8/15 (月)
#UNHCR のブログでは、#TeamRefugees の活躍をリアルタイムで更新している。金曜には、女子1500m走に南スーダンのLohalith選手が男子800m走にChiengjiek選手が出場。試合後、歓声を受けた。#難民https://t.co/QsAP5gD1lA
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) August 15, 2016
8/16 (火)
#TeamRefugees には、公式ではないが「難民旗」と「難民歌」が存在している。旗は #ニューヨーク 在住の2人のブラジル人が作成し、歌は彼らの呼びかけで #ロンドン 在住の #シリア難民 が作曲した。#リオ2016 #難民https://t.co/yuHC8SwARZ
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) August 16, 2016
8/17 (水)
#TeamRefugees の Misenga選手とMabika選手。#Rio2016 における彼らの #柔道 に一番熱狂していたのは、リオにいる彼らと同じコンゴ出身の #難民 たちであった。彼らの観戦の様子が360°で撮影された。https://t.co/xWf9bPOZvL
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) August 17, 2016
8/18 (木)
#難民危機 はなぜ起きたのか。その答は"噂"にある。「#UNHCR の再配置プログラムに登録すればベネズエラに送られる」や「欧州に行けば一銭も払う必要がない」など、#難民 たちは密入国斡旋人などが流す嘘の情報によって動かされている。https://t.co/ykQI1RnbCt
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) August 18, 2016
8/19 (金)
#ギリシャ にいる #難民 の数が58,000人を越えた。今まで東部の島々への密航が多かった中最近はギリシャ本島に船が来る事もある。現在トルコ合意により、難民はギリシャで難民申請を出さない、又はそれが却下されればトルコへ送還される。https://t.co/ubcumc7Z7c
— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) August 19, 2016
8/20 (土)
【#TeamRefugees がリオで足跡を残した】
ブラジルの芸術家たちが #リオ2016 のため新しくできた通りの壁に #難民 チームの壁画を描いた。ある芸術家は「私にとって彼らは既に金メダルを獲得したチャンピオンだ」と述べる。https://t.co/TLJZhNAYQD— 和の手を世界に – JFR (@wanotewosekaini) August 20, 2016
難民ニュース、ピックアップ記事
さて、今回は前回(リオ五輪 難民選手団の活躍!(その1)-難民ニュースまとめ vol.10)に引き続き、難民選手団のオリンピックでの活躍を彼らのストーリーとともに紹介したいと思います!
今回は南スーダン出身の4人と、エチオピア出身で最終日に男子マラソンに出場する1人です!
Rose Nathike Lokonyen選手 -南スーダン出身(陸上女子800m走)
ケニアのカクマキャンプで、10歳の時から暮らす23歳のロコンニエン選手。彼女は難民キャンプで開かれた陸上大会で、10km走の部で2位に入りました。
驚くべきことに彼女は、この大会で走る以前は一度も大会に参加したことはなく、トレーニングをしたこともないという経歴を持ちます。
陸上女子800mのレースでは、2分16秒46という記録でグループ7位、予選敗退となりました。
UNHCRのインタビューで彼女は、「私はリオの舞台で”私たち難民”を代表しています。もし今回よい結果を残せたら、また戻ってきて平和を伝え、人々を繋げるレースをすることができる」と述べています。
James Nyang Chiengjiek選手 -南スーダン出身(陸上男子400m走)
現在の南スーダン出身のチェンジェック選手は、13歳の時に反体制派から少年兵となることを目的に誘拐されそうになり、ケニアへと逃げ、それから15年、カクマキャンプで難民として暮らしていました。
そこで彼は陸上選手を育成する学校へと入り、そこでトレーニングを積みました。
トレーニング道具や、靴ですらまともに持っていなかった彼は、時にそれらを共有したこともあったそうです。
男子400m走に出場した彼、結果は52秒89でグループ最下位でした。
しかし、レース前に「よい走りをする事で、他の人々、特に難民たちを助けることに繋げることができる」と述べていたように、確かに難民たちに希望を与える走りをしてくれたと思います。
Anjelina Nadai Lohalith選手 -南スーダン出身(陸上女子1500m走)
南スーダン出身、23歳のロハリス選手は、6歳の時に故郷をおわれてから一度も両親の顔を見ていません。
彼女は、彼らが生きているという情報のみを糧にここまで厳しいトレーニングを積んできました。
リオでのレースでは4分47秒38で全体40位、予選敗退でした。
しかし彼女は、ここから世界の陸上大会に出場しお金を稼ぎ、「(故郷の)お父さんに良い家を建ててあげたい」と述べています。
Paulo Amotun Lokoro選手 -南スーダン出身(陸上男子1500m走)
10年前までは、故郷南スーダンで家族を守り、家畜の世話をしていたロコロ選手。
政権側と反体制派の対立が激しくなり、ケニアで難民となった彼は、陸上の学校に通いながら「いつか世界チャンピオンになる」という新しい夢を見つけます。
「もしよい走りができるなら、それを家族や私と同じ難民たちを助けることに活かしたい」
参加した男子1500mレースでは4分3秒96で全体39位でしたが、スクリーン越しで応援していた難民キャンプの人たちに希望を与える走りを見せてくれました。
Yonas Kinde選手 -エチオピア出身(男子フルマラソン)
エチオピア出身。難民選手団の中で最年長36歳のキンデ選手。
現在、ルクセンブルクで難民として暮らし5年になる彼は、フランス語のコースを受けながら、タクシードライバーとして生計を立てています。
すでにルクセンブルクやドイツ、ベルギー、フランスなどのレースで良い成績を残しているキンデ選手。
インタビューでは、「(この機会は)若いアスリートでもある難民たちでも、ベストを尽くすことができる、という大きなメッセージになると思う」と述べています。
そして、彼の出場する男子フルマラソンは日本時間今夜21:30から行われます!
ぜひテレビ越しに、日本選手と同じく、難民選手団のキンデ選手も応援してください!
このレース、2位でゴールしたエチオピアの選手がエチオピア政府による自国民の弾圧を訴えるために×印を作りながらゴールする、という出来事もありました(詳しくはこちらの記事を読んでください)。キンデ選手もそのエチオピアから難民となった選手であったため、僕自身考えさせられるものがありました。
終わりに・・・
今年は、史上初めて難民選手団が結成された歴史的なオリンピックとなりました。
選手たち10人も、リオに確かに大きな足跡を残してくれました。
2020年東京オリンピックでも、またこのチームが結成され、人々に希望を与えるパフォーマンスを見せて欲しいですね!
また、彼らのその後が分かりましたら、みなさんにお伝えしたいと思います!
今回は以上です!良い日曜日をお過ごしください!
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