イドメニに近い町、ポリカストロからテサロニキ方面に向かう高速道路に乗るとすぐ見えてくるのが、ガソリンスタンドEKOの中に自然とできた難民キャンプ、通称”EKOキャンプ”。
主にクルド人とアラブ系のシリア人とイラク人、1600人ほどが住むこのキャンプでは、子どもたちが無邪気に遊び回り、ディズニー映画を鑑賞し、大人たちがベンチで談笑している穏やかな光景が目に入る。しかし、「国境なき医師団」が中心的な役割を担い、懸命に行っている支援も、全体に行き届いている言えず、ここも深刻な物資不足にある。さらに民族間の争いも毎晩起きており、難民たちの相互不信は根深いものがある。ガソリンスタンドとともにある生活、ご覧ください。