「難民アシスタント養成講座」に行ってきた

最近ニュースで取り上げられている難民について、興味を持っているけど、基本から勉強できる場所がないし、周りに詳しい人もいなくて誰とも話せない・・・

突然ですが、当ブログを読んでいただいてる皆さんの中で、こんな悩みを抱えている方、いらっしゃいませんか?

少し前になりますが、現在日本にいるメンバーのエレナは、自身も抱えるそんなモヤモヤを解決するため、7月16日・17日の2日間にわたり明治大学リバティータワー内で開講された、難民支援協会(JAR)主催の「難民アシスタント養成講座」に行ってきました!

授業風景

講座のイメージ ©難民支援協会

「日本で難民に興味持ってる人なんてあんまいないだろうに・・・まあJARへの寄付のつもりで参加しよう」と半分ナメて申し込んだところ、なんと大学生を含む20代前半の若者を中心に100人ほどが集まり、1ヶ月以上前からキャンセル待ちも出るほどの大盛況!

素晴らしい講師陣とともに、やる気のある参加者と一緒に白熱した議論を楽しめて、非常に充実した2日間だったので、次回2017年1月に予定されている次回の講座受講を検討されている方のために、簡単に感想をお伝えしたいと思います。

難民アシスタント養成講座とは?

【第34期 難民アシスタント養成講座 開催概要】
日時:2016年7月16日(土)10:10-17:30、17日(日)10:05-17:05 ※初日の夜に懇親会あり
場所:明治大学リバティータワー
主催:認定NPO法人 難民支援協会
受講料:15000円(学生10000円)
参加者数:100名前後(9:1ぐらいで若い女性が圧倒的多数!)
「難民アシスタント養成講座」は、日本においても難民の数が大幅に増えている今、市民社会の一員として、難民について知り、一緒に考えるための教養講座です。

本講座を受講すれば「難民アシスタントになれるのか?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、公的資格ではありませんし、受けたからといって自動的に難民支援の活動に関われるわけではありません。

日本にも近年では、毎年多くの人が難民として逃れて来ています。(中略) 難民保護という観点からの制度の課題に加え、難民が社会の一員として暮らしていけるような受け入れのあり方や地域づくりなど、市民一人ひとりが考え、担うべき役割は大きくなっています。 難民アシスタント養成講座は、難民について知り、一緒に考える講座です。 (難民支援協会HP)

それよりも、単期間で難民についての知識をキャッチアップしたり、難民支援に関わるいろんな方々と知り合えて、プロボノやボランティアなど、その後なんらかの活動をする時のためのネットワーキングができることが大きな利点です。

実際、周りの参加者の中からは「テレビのニュースや、学食で難民の出身地のご飯を提供しているMeal for Refugees(M4R)の活動などを通し難民について興味を持ったものの、大学では難民についての授業がないから来ました」といった声が多く、事前知識などは特に必要ありません。

なんらかのきっかけで難民について興味を持ったけれど、難民についての情報量が少ないため、体系的に勉強したり、他の人と語り合う場が欲しい!という方にぴったりの講座です。

豪華な講師陣と充実した講義内容

さすがに難民アシスタント養成講座と名をつけるだけあって、講義は「これで難民マスターになったんじゃない?」と思ってしまうほど、とっても充実していました!

2日間で下の図にある3本柱のテーマにつき、詳しい専門家からの講義やディスカッションを通してじっくりと深堀するので、すべての講座を受講すればある程度難民について語ることができるようになります

私自身としては、特に「日本にいる難民」について抱えていた疑問点はほぼ全て解消されましたし、難民問題について考えるフレームワークができたので、新しい知識を吸収しやすくなりました。

スライド1

テキストは200ページ以上ある分厚い冊子で、講義内容のスライドだけではなく、難民の地位に関する国際条約、日本における難民認定再審請求の判例や、難民申請書の例など様々な資料が差し込まれている立派な参考書です。

また講師陣は、ドイツの難民政策に詳しい専修大学専任講師の久保山亮先生をはじめ、多くの難民にリーガルサービスを提供されている弁護士の駒井知会先生、難民キャンプで働いていたUNHCR職員の方、そして難民支援協会職員の方々、そして日本に住む難民のミャンマー人女性など、実務とアカデミック双方で、日本の難民分野の最前線で活躍されている先生方でした。

授業は1コマ50分〜80分で、2日間で10コマも詰め込まれており、さすがに眠くなるだろう・・・と心配していたところ、先生方の熱い熱意と授業内容の濃さ、面白さから、全く眠くならず!

さらに、受講後は修了証書の授与が。・・・一応、これを持ってると「難民のことをわかってる人」として、日本で難民関係の活動がしやすくなるはず・・・です。笑

IMG_1759

左から、アシスタント講座修了証書、JAR活動報告書、難民アシスタント養成講座テキスト

まとめ

難民アシスタント講座で学んだ内容はブログでは書ききれませんが、難民についての知識を深めたい方や、人権問題、国際協力全般に興味のある方には、とってもオススメな講座です。

特に、日本における難民認定制度の運用実態や、NGOを含む市民社会の動き日本に住む難民の経験などはほとんど表に出てきていません。

また、海外の情報は翻訳されているものが少ない上、状況も複雑で刻一刻と変わるなど、難民について最新の状況をキャッチアップするのは個人では至難の業であるため、難民アシスタント養成講座に行って、効率よく勉強するのが一番だと思いました。

次回は2017年1月頃の予定ということですが、定員が埋まってしまう可能性があるので、難民支援協会のホームページを随時チェックして、見逃さないようにしてください!


「和の手を世界に」では、Twitterアカウントにて、毎日難民関連のニュースをシェアしています。

さらにInstagramアカウントでは、メンバーが難民キャンプにて撮影した写真を投稿していますので、両方ともぜひフォローをお願いします!

Twitter: http://twitter.com/#!/wanotewosekaini
Instagram: https://www.instagram.com/japan4refugees/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です